治療を受ける前に
【治療計画はきちんと提示されてますか?】 インプラント治療は、歯を失ってしまった部分に人工歯根(インプラント)を埋入する手術です。 手術前には、スムーズに手術が進むよう、患者さんの状態を詳しく調べ、綿密な治療計画を立てていきます。 インプラントを埋入する部分の骨の幅・高さ・お口の状態などから、埋入するインプラントの種類や長さ・角度などの検討などです。 そして、その治療計画をしっかりと説明してから、治療をはじめます。 逆に、これが出来ない医院は、インプラント手術をスムーズにできないということも考えられます。 |
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【歯を失った原因を知っておきましょう】 治療前に知っておいていただきたいことは「なぜ歯を失ってしまったのか?」ということです。 せっかくインプラント治療を受け、噛める状態に回復したのに、正しいケアを続けられなければ、また同じように歯を失うことも考えられます。 正しくメンテナンスを行ってさえいれば歯の健康は維持できますので、歯を失った理由を再認識し毎日のご自宅ケアをきちんと行なっていきましょう。 |
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【医療機関(歯科医院)選びも大切です】 現在インプラント治療を手掛けている(と書かれている)歯科医院は非常に増えています。 しかし、インプラントを掲げている歯科医師(歯科医院)の全てが、素晴しい技術を持っているというわけではありません。 また、インプラント認定医という言葉を使っている歯科医師(歯科医院)も見受けられますが、たとえ認定医であっても、実績が少ないこともありますし十分な設備を備えていない場合もあります。 |
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【インプラントも信頼ができるメーカーを選択しましょう】 インプラント体は、各種メーカーが様々なものを作っています。そしてそのメーカー数は全世界で100社超、国内でも30社はあるといわれています。 当院では信頼できるノーベルバイオケア社のブローネマルク・インプラント/リプレイス・インプラントなどを使って、患者様が喜んでいただける治療を提供しています。 ノーベルバイオケア社は、インプラントを開発したスウェーデンの学者ブローネマルク博士(左の写真)の系譜を組む企業であり、世界で最も信頼されているインプラント・メーカーです。 |
手術や痛みが心配な方へ
【手術時の痛みについて】 手術のときは局部麻酔を行ないます。麻酔が効いてしまえば、痛みを感じることがありません。 また麻酔は、最初に表皮麻酔といって、歯ぐきに塗る麻酔薬を使ってから細い注射針で麻酔薬を注入しますので、痛みは殆ど感じません。 |
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【手術に恐怖心をお持ちの方】 手術中は全身管理モニターを使用し、血圧・脈拍・脈波・血中酸素濃度を測定しながら行ないます。 血圧が高めの方は手術直前に降圧剤を飲んでいただくこともあります。 |
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【手術後の日常生活について】 手術当日はなるべく安静にしていただくことが大切です。ただ、インプラントの埋入本数が少ない場合は、親知らずの抜歯と同じ程度のダメージなので、日常生活への影響は少ないと思われます。 手術後に麻酔が切れるときに痛みが出るケースが多少ありますが、痛みの程度は歯を抜いた時と同じ程度です。 痛み止めを飲んでいただき、翌日に消毒のため来院いただきますので、ご心配はありません。 |
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【金属アレルギーについて】 インプラント本体は金属ですが、総チタンのため金属アレルギーの心配はまずありません。 チタンの表面は酸化膜で覆われますので、金属特有の化学反応性を失った状態になります。細胞の酸化を防ぐとともに制ガン作用も持つ金属ですのでご安心ください。 |
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【喫煙者の方】 多少であれば、定期的なメンテナンスを受けていただければ大丈夫ですが、タバコを多く吸うことは歯周病の原因となり、せっかく入れたインプラントへの悪影響を及ぼす場合もあります。喫煙される方は、できればこの機会に禁煙をお勧めします。 |